不幸な子供

この本を知ったのは、オリエンタルラジオの中田さんの番組です。

あらすじ

主人公の少女シャーロット・ソフィアは、裕福で優しい両親のもとで暮していた。しかしある日、父が仕事先の海外で死んだと知らされ、母もやつれて死んでしまう。さらに唯一の親族であった叔父も、事故死してしまう。

孤独の身となったシャーロットは寄宿学校に入れられるが、冤罪や虐めによる苦痛の日々が続き、耐え切れなくなってついに学校から逃亡する。そして町角で倒れたところを誘拐され、ならず者の男に売り飛ばされ、内職をさせられる。暗い部屋と粗末な食事での生活を強いられたシャーロットは、次第に視力が衰えてゆく。

やがてシャーロットの父が帰国し、車で町中を駆け回って娘を捜し始める。父の死は誤報だったのである。一方でシャーロットは、男が精神に異常を来した隙を突いて町へ逃げ出すが、すでにほとんど盲目となっていたため、道路へ飛び出して車にひかれてしまう。

その車を運転していたのは、父であった。瀕死のシャーロットに父が駆け寄るが、あまりに変わり果てた姿に、我が娘とは気づかない。ボロボロのシャーロットを父が抱き上げる場面で、物語は幕を閉じる。(Wikipedia)

という救いようのない内容なのですが、これを子供によませるべきでしょうか?



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そもそも出版にあたって反対意見があったそうなのですが、、、(笑)

結論を言うなら、私は読ませてもよい本であると思います。

この本は確かに残酷です。

ページのどこかに悪魔も描かれていますしね。

でも、子供が読んで『こどもが不幸になっていくのが面白い』という感想はもたないわけです。

大人的に読むなら、「世の中の不条理」の再確認でしょうが、

子供は、おそらくなんらかの「畏れ」を抱くのではないでしょうか?

 

昔は仮面ライダーですら怖かった

コンプライアンスの影響なのかどうかわかりませんが、今の子供たちの身の回りに「畏れ」を抱くものが減ったような気がします。

少年漫画で連載されていた、「恐怖新聞」も怖かったですね。

ゲゲゲの鬼太郎の猫娘もすっかりかわいくなってしまいました。

「ゲゲゲの鬼太郎 昔と今」の画像検索結果

そういえば、仮面ライダーですら恐怖の回があったことを覚えています。

現在のテレビで学ぶことが出来なくなった、「畏れ」について学ぶことが出来るという意味で、

「不幸な子供」は読ませるべきでしょう。

逆に、作者のエドワード・ゴーリーがなぜこの作品を書いた理由を推察するなら、

現実の厳しさも含めての「畏れ」を子供に教えたかったのではないでしょうか?

また、モノクロの繊細な絵もこの作品を際立たせているように思えます。

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