日本の社会問題を、どうやってテクノロジーで解決するか。合理的に解決するにはテクノロジーを導入すべきなのだが、日本人は根性論でものを解決しようとするので、「がんばらない」という解決策があると説明するのは難しい。がんばらずに頭を使ってスマートに解決しようと言うと、すぐに反発を招く。

ただ、日本人は元来、テクノロジーが好きだ。西洋人は人型ロボットに限らずロボットがあまり好きではないが、マスメディアによってロボットやテクノロジーへの認知度が高まった日本は、機械親和性が高いと思う。

たとえば介護ロボットの導入を促すときには、こう聞けばいい。ウォシュレットに自分のお尻を洗ってもらうのと人間に洗ってもらうのとどちらが好きですか、と。それと同じように、ロボットアームにおむつを替えてもらうのと人間に替えてもらうのはどちらがいいかと尋ねれば、ロボットアームとなるだろう。(東洋経済オンライン)

 

自分の職が奪われることが問題

もともとなかった場面で新しい仕事ができる場合は、間接的に仕事を奪われることになるのだがこれには表立って反論する政治やメディアは少ない。

例えば、ウーバーに対するタクシー業界などはその最たる例であろう。

具体的には この場合、メディアは割と中立に問題を取り扱う。

しかし、あるシステムを導入することによって職が奪われるということになると話は違う。

お役所の仕事の8割の事務は、機械で自動化できるという事実があったとしても、基本それらが話題に上ることすらない。

学校の先生が多忙であるという事実。偏差値が上位の者には「学校の集団授業」よりも「自学」か「優秀な講師の映像授業」が優れているのであるが、

生徒に「学校の先生の授業を辞めて」映像授業(あるいは自習)にするのはどうですか?と聞くと

多くの生徒は後者に同意する。

落合氏の間違いは質問する相手なのだ。

先ほどの例で言うならば、「学校の授業を辞めて」「映像授業にして」⇒「あなたの仕事はなくなります」と聞いてみればよい。

ものすごい勢いで組合が走ってくるだろう。

勿論教師の仕事は「教科指導」だけではないので、その代わりに「生徒さんのコーチング」をしてもらうなどの「職務の転換」をするので生首を切るというわけではないと説明しても同じだろう。

だから、「テクノロジーで解決する」という方向性は落合さんに全く同意であるけれども、そこにはファンタジーなどないということは理解しておかなければならない。

もっというと、既得権益との大きな戦いである。

  • AIのほうが正確に病気を診断できるという事実がある。
  • 医師は不足している

この二つの事実からの国民にとっての最適解はAIに医療診断を任せるだろう。

医者が「頑張る」からではなく「既得権益」を守るためにAIの医療診断はそう簡単に進まないことは容易に想像できるのだが、それでも戦っていく覚悟が日本人にあるかどうかであろう。

 

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