大前提として、お子さんに「明確な目標」があるのならそれを目指して頑張ることについては賛成しています。ただし、その場合も大人は「夢を追うリスク」を話す必要があると思いますが。
高校くらい卒業してほしいは意外と正しい
統計学的にこのことを考えていきます。
まず、平均年収についてです。
中卒~315万円
高卒~386万円
大卒~572万円
となっています。幸福度は、600万円くらいまでは収入が増えると幸福度が上がる、というデータがありますので、あくまで一般論ではありますが大卒のほうが、幸せになる確率は高くなるといえそうです。
次に、刑務所に入っている率をみてみましょう。
中卒者の全国民に対する割合を考えると、この割合が相当いびつであるということがわかります。
中卒であると、犯罪を犯す割合が高くなるというのは間違いないようです。
解決法は?
個人的レベルで考えるなら、「とりあえず高校に入っておこう」という考え方はあながち間違っていないということを認識して、高校進学を迷っているなら、高校に行くべきだということになります。
100%中卒でもくっていける、藤井聡太さんですら高校進学を決めたのですからね。
社会的レベルで考えるなら、「中卒という属性」に入っただけでこれだけ不利になる世の中は正しいのか?という問題になります。
それに対しては、年齢に関係なく学び直すことが出来る「高卒認定試験」の存在をもっと知らしめること、同時に新卒一括採用の見直しが必要でしょう。
学歴なんて関係ない 社会は変われるのか
実は、私自身も会社を運営している立場です。そして、採用条件として「短大以上」を課しています。その一方で本気で「学歴なんて関係ない」という発言をする場合があります。
それは、
- どういう場合かというと「社長同士の会合」で「素晴らしい実績を出している社長の学歴が中卒や高卒」だった場合
- 社内で「短大卒以上の集まりの中」で「素晴らしい実績を出している人の学歴が短大卒」だったり、偏差値が高くない大学であった場合
に限られます。
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