読解力が伸びるのは15歳まで

『AI VS 教科書が読めない子供たち』の中で読解力が伸びるのは中学生までで、高校生になったら伸びないという研究結果が紹介されました。

本書では、読書時間が長い子供とそうでない子供の読解力にも大きな差がないと紹介されています。(実際は若干の正の相関があると思います。若干ですが。)

確かに、現場感覚では「読みやすい小説」や「探偵もの」を読書の中心にしている子供が、圧倒的に国語の成績が良いということはないという風に思います。

価値観の育成と精読

それでは、読解力を要請するためのポイントは何なのであろうかということになりますが、これは、逆に中学時代に何が子供たちに起こっているのかを推測するとよいでしょう。

それは、価値観の育成だと思います。



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親の干渉から徐々に離れる、いわば独立期という時期には親以外との関りが増えてきます。

学校の先生・友人・先輩などが親以上のものになっていく。

そこで、当たらな価値観が形成されていきます。

価値観の形成は、人間関係からだけもたらさられるものではありません。

書物もそうでしょうし、最近ではYouTubeなどもそうでしょう。

そして、価値観を確立しくほど、そして、多様な価値観をしるほど読解力は上がっていくと思うのです。

論説文の構造

考えてみれば、論説文の構造は「類比」「対比」などでできています。「日本文化」⇔「欧米文化」などというのは対比の典型です。

その対比構造を持った論説文を読むときに

  1. あらかたの「日本文化」を知っている。
  2. 「日本文化」と「欧米文化」の双方をあらかた知っている。
  3. 両方の文化を知らない

読み手は以上の三通りに分かれますが、果たして読解力を発揮しやすいのはどの読み手であろうか?ということです。

答えは明白でしょう。

そう考えると、価値観を高めることのない書物の多読に意味がないことも説明がつきます。

多様な価値観

こと多様性となると日本人は弱い。それこそ欧米では、教会などで多様な大人と会うことも多いと聞きます。

しかしながら日本の中学生が多様な価値観に触れる場面は非常に少ないでしょう。

となると、ニュースを見る。新聞を読む。良質の論説文を読む。

などと当たり前の結論にしかならないのであるが、、、、

「読解力」は「価値観」からという仮説はそれなりに意味があると思う。

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