「感動」

人は固定観念が覆されたときに「心が動く」。そして、「心が動いたことによる感動」は学習に対してよい効果をもたらす。

ある有名塾では、授業の効果を上げるためにいろいろな実験をしたそうだ。①授業に集中するようにこまめに指導する②大量の宿題を出すなど。でも、一番効果があったのは③生徒に感動を与えるということだったというのだ。子供というのは世界が狭い。

考えてみると、「感動」というのは固定観念を覆すということであるから、固定観念を覆すためにはあることに対して別の見方をしてみること、あることに対して新たな知識を得ることが必要になる。ようは比較の対象が必要なのだ。せいぜい隣町の友達と比較するくらいが一般的でそのくらいは子供でもする。「〇〇君の小遣いは〇〇円だよ。」などだ。

私たちは、その世界を広げてあげればよい。そのフレームワークとして3つ。「ifの概念」「横の比較」「縦の比較」を推奨する。

具体的に考えてみよう。「雨」が嫌いだと考えている子供に「もし、雨が降らなかったら?」という視点を与えるとどうなるだろうか。「母親がご飯を作ってくれるのが当たり前だ」と考えている生徒に「if もしも~だったら」という視点を与えてみるのだ。これを「ifの概念」と呼ぼう。

日本では、コンビニで店員が「ありがとうございました。」と言う。また、それに対してほとんどのお客さんが無言である。ところが、欧米では店員の「サンキュー」に対してほとんどの客は「サンクス」とか「シー・ユーレター」とかいうのが普通。ほかの地域ではどうであろうか?と考える視点を「横の比較」と呼ぼう。



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「正直死にたくないのがふつうである。ただ、ひたすら体当たりするためだけを心掛けて無心になった。」これから特攻するというのに若者たちは笑顔だ。今の時代からほんの少し前にあった「当たり前」を知った子供はどのように考えるだろうか?歴史的に見てどうであろうか?と考える視点を「縦の比較」と呼ぼう。

さらに「縦の比較」においては、これから未来はどうなるだろう?という発想も出てくるだろう。これがイノベーションに大きな影響を与えることは想像に難くない。

「ifの視点」「横の比較」「縦の比較」を日常的に子供たちにしてあげよう。固定観念を崩してあげよう。これが学びの基礎体力である二番目の「感動」である。固定観念を崩されることに快感を覚えた子供はいわゆる地頭の良い子供に育っていくだろう。

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