副業を解禁してみた
副業解禁を政府が奨励しているが、わが社でも副業を解禁してみました。(競業での副業は流石に不可ですが)
副業というと、「アルバイト」的な感覚でとらえる人が多いかもしれませんが、私がイメージするのは「自分が本来やりたいことをするため」のいわば自己実現的な副業です。
考えを変えるに至ったのは、ワンオンワンというミーティングでのこと。
私「将来やりたいことってあるの?」
社員「やっぱ、起業して社長になりたいです。」
私「いいじゃない!具体的には何かあるの?」
社員「飲食とか考えてます。」
私「そういえば、学生時代ラーメン屋でバイトしてたね。」
しばらくたって、
私「どう、起業の準備進んだ?」
社員「いやー、忙しくて無理っす。」
私「その忙しい中で時間を作ってだなあああ、、、」(プチ説教の始まり)大体家に帰って反省する。
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環境を作ってあげる
自分の話をすると、会社に勤めながら家に帰ってその時間で起業の準備をしたり勉強をしたりしたんです。
でも、きっとそれって今風じゃないという風に考えを改めました。
きっかけは、ある調査で「出世したくない」が「出世したい」を超えたという記事。そして、「年収」よりも「休日」を優先する人が過半数になったという記事をみたからです。
「あれ?俺って時代とずれてるんじゃね?」とショックを受けました(笑)
時代に遅れないように、おっさんとしてそれなりに勉強しているつもりだったんですけどね。
社員の「起業の準備したいんだけど時間がない」というのを言い訳のように聞いてしまうのは「古いおっさん」だと考えを改めました。
ということで、会社の在り方を再検討して
- 休日か報酬か選択できる
- 副業解禁
ようにしました。休日か報酬か本人に選択させて本人が結果モチベーションが上がればokですからね。
ロート製薬やサイボウズなどの大企業で行われているのは知っていましたが、中小企業でもやれる範囲でやってみようということです。
起業突然死の時代
あのトヨタでさえ存亡をかけた戦いをしている現在です。中小企業が生き残れるなんて断言もできません。終身雇用は、意思では可能でも現実には不可能な時代なのかもしれません。
また、ネットの活用によりコマ切れ時間で副業ができるようにもなっています。
社員が複数のキャリア選択を得ようとする行為を妨げるなんておこがましい時代です。
勿論、経営者としての思惑もあります。
副業を解禁することで、上記のようなキャリアをしっかり考える人財が入ってきてくれるという思惑です。
人手不足になる時代。優秀な人財を確保するためには必要な施策だったと今は思っています。
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