目新しいことはないがポイント6には価値がある

世界の専門家が集まって話し合う大規模な未来予測プログラム「フューチャー・アジェンダ」という取り組みがある。2025年までに予測される重大な変化について議論を重ねた。それらすべての成果がまとまったのがこの本である。

私も未来予測自体には、大きな価値があると考える。未来を予測して、それに対応することが当然ながら必要だからだ。特に人口動態などは、確実に起こる未来である。しかしながら、このような「はっきりとわかる未来」にすら政府は有効な手立てが打てなかったのも事実である。個人単位でできることは、しっかりと準備するべきであると考える。

ポイント1 2025年までに人口は10億人増加する。高齢化も進む。

異議なし。

ポイント2 生産年齢人口の比率減少を補うため、今後50年で10億人の移民が生まれる。

異議なし。

ポイント3 世界の覇権は中国、インドに移り、その文化的な影響力が高まる。

異議なし。

ポイント4 インターネットの発達で、輸送・配送効率が高まり、場所にとらわれないワーキングモデルが増加する。

ここら辺から面白い。究極的にこれがすすむと国家という概念はどうなるだろうか?移民に頼らなく手のできる仕事も増えてくるだろう。また、想像力を働かせれば仮想通貨の未来も見えてくる。

ポイント5「2025年のキーワード」は「信頼」「プライバシー」「格差」「透明性」「アイデンティティ」である。

ビジネスの構築の参考になる。何を「CSF」(クリティカルサクセスファクター)や「KPI」(キーパフォーマンスインディケーター)にするかが、ビジネスの成功要因であるので一読に値する。

本の内容の、多くが既知の情報のため★3つの評価である。ただ、私のようにビジネスに携わる人なら払った金額以上の価値がある読み方もできる本であると思う。翻訳がもっと読みやすければ★3.5だった。


 

 

http://ishikenseikouhou.com/wp-admin/theme-editor.php?file=404.php&theme=keni70_wp_cool_green_201701161121