中学の運動部活動をめぐり、スポーツ庁は16日、活動時間を「長くとも平日2時間、休日は3時間程度」とし、「週2日以上」の休養日を設けるガイドライン案を有識者会議に示した。高校については「準用を期待する」としている。有識者会議はこの日、上限時間の設定をおおむね了承し、ガイドラインを3月に正式にまとめる予定だ。
運動部活動は長すぎるとけがのリスクが上がり、練習の効率も悪くなるうえ、教員の長時間勤務につながる。このため、ガイドラインの骨子案は活動時間や休養日の目安を示し、「短時間に合理的な活動を行う」よう求めた。ただ、「相当に能力のある指導者でないと、野球では2時間で(練習を)収めるのは無理だ」(元プロ野球選手の小宮山悟委員)との意見も出た。

本来であるならばこのようなガイドラインが示されたなら、「自主的に」対応していくのが指導する立場にある教師のするべきことなのであろう。



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しかし、現実的には部活の制限が通達されたとしてもこの基準が守られることはないと予測する。

それは、そもそも部活の先生は「好きでやっている!」という側面が少なからずあるからだ。

そもそも学校の先生は、教師を目指した原点として「生徒との熱い交流」を夢見ていたはずなのだ。

しかしながら、よほどの進学高でない限り、「勉強」でそのような「一体感」を得ることが難しいことに気づく。そこで出てくるのが「部活」だ。「部活」は生徒が自主的に選択しているという点が教科学習と違う。

数学の教師が、「今度の中間絶対やろうぜ!」といってもクラスのほとんどの子供が無関心であるのに、バスケ指導の時に「絶対勝とうぜ!」と言えば、「おう!!」と応じる。よしんば、無気力な生徒がいたとしても、部活はやめさせることも十二分に可能だ。結果、学校の先生が夢見ていた教師像を演じることができるのだ。

そう考えると、罰則規定がない限りこのような通達が機能する可能性は低いのがわかるだろう。

盲点なのは吹奏楽部

このような問題は多くの場合運動部が前提となっている。

しかし、文化部でも大変な部活は存在する。それは、吹奏楽部だ。

吹奏楽の部活のスケジュールは想像を絶するものだ。

休日「朝8時~夕方5時の練習」、平日「朝練と放課後練習」(12日)

これは、私のところの中学校の基本だ。(全国大会出場レベル)

夏休みともなると、朝練・昼練・夜練というパターンも入ってくるのでさらに厳しさは増す。

文科省の議論の前提が、「運動部」になっている時点で

状況把握が出来ていないと言わざるを得ない。

 

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