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小学1年生で差はすでに大きい

いつから学力の差は大きくなるのか?このような疑問を持つ親は多いだろう。

その答えは幼児教育に携わるようになってから明確になった。ずばり「小学1年生で差はすでに大きい」という答えだ。

そして、小学校3年生までなら学力格差を埋めていく事は十分に可能で学年が上がるにしたがってそれは困難になっていく。

自己責任?

昨今では企業においても成果主義が導入されているし、「自己責任」という言葉がもてはやされている。

しかし、「幼少期」に将来を決める要因があるとしたら「自己責任」という言葉で片付けることは果たして適当なのであろうか?

幼少期、、、特に小学校低学年までの成績は、本人がコントロールする部分は極めて小さいと考えられる。別の章に詳しく書いているが、

受験の方程式=能力(遺伝によるもの)×能力(幼少期に獲得したもの)×勉強の質×勉強の時間

であると考えられるので、親がどのように子育てをしたか?教育にどれだけ時間やお金をかけることができたか?で将来の受験の結果は予想できるのである。

繰り返すが、これらは残念ながら子供たちにとって自分で変更できる問題ではないのである。

つまり、結局幼少期の育て方で子供の一生が決まってしまう可能性が高いのであるならば、自分には選択の余地がない偶然の要因によって人生が決まってしまうということになる。

勿論、例外は存在する。

これを、社会学者の宮台慎二さんの言葉を借りて「感染」と名付けた。詳しくは本文に譲るが、人生を大きく変える「感染」に巡り合える人は少ないのである。



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幼少期の非認知スキルが人生に与える影響

中室牧子さんの「学力の経済学」は、20年以上教育に携わってきた私が感じていたものを統計学的に証明したものだ。

手厚い幼児教育を行い、長期間にわたってその後の人生を追ったペリー幼稚園プログラムの実験結果では、小学校入学時点のIQが高かっただけでなく、その後の学歴も高く、経済的にも安定し、反社会的な行為に及ぶ確率も低いことがわかった。

この幼児教育で改善されたのは、「非認知能力」と呼ばれるものである。IQや学力テストで計測されるのが「認知能力」に対して、「非認知能力」は「自制心」や「やり抜く力」など人間の気質や性格的な特徴を指す。目に見えづらいものだが、将来の収入や学歴に大きく影響するのは、この「非認知能力」のほうなのだ。(学力の経済学)

一方で「幼児期」と限定するのではなく少なくとも10歳まで「非認知能力」は効果的に磨くことができる!というのが教育の現場で生きてきた私の体感である。

もしも、「非認知スキルを訓練する」プログラムが小学生にも導入されていたならば必ず効果を発揮していたものと考える。

その幼児期から小学生の間に学ぶべき非認知スキルをまとめたものが「YKK子育て法」である。

小学校低学年の成績と学歴との相関

さらに小学校低学年の成績と学歴との相関を見てみよう!

「まだ、勉強を本気でさせるのは早いんじゃないかと思うんですが、、、」と思っている小学校低学年の保護者の方もいるだろうがそれは大きな間違いである。

しかし、小学校の成績と学歴、学歴と職業に関しては男女とも強い相関 が見られた。特に、成績と学歴に関しては、どのクラスにおいても正の相関が観察され、なかで も成績上位者が旧国立 1 期校、医学部、有名私学に進学する確率は非常に高った。また、高学歴 の者が上位カテゴリーの職業につく可能性が高いことも観察された。すなわち、どのような経済 的地位の職業につくことになるかは、小学校前半の成績によってかなり予測 されることになる。

これは、「格差の始点:小学校での成績とその後のライフコース」  著者大阪大学 松繁寿和教授

からの引用である。

子供の将来を考えるのならば、親が主体的に幼少期の間に限って言えばコントロールする必要があるのである。

 

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