赤本の使い方
ゴールデンウィーク前半にやってもらいたいことが高3生にはある。それは、赤本の研究だ。赤本というと最後の実力試しのためにとっておく!という人がいるが、それは、本来の赤本の使い方ではない。赤本は(たとえ1年前のものでも)さっさと利用するべきだ。
赤本には3つの利用目的があると思う。
- どのような問題が出るかどうかを知る
- 合格最低点以上をどのようにとるか科目ごとの戦略を練る
- 実際に問題演習をして実力を固める
入試に出そうと思うと集中力が上がる
「何気なく問題集を解いていたら、出題が自分の志望校の大学だった」→「突然集中力が上がる!!」このような経験はみなさんにあるのではないだろうか?
これは、自分に興味があることであれば集中力が上がる!という脳の特性によるものである。
であるので、赤本を一通りみておくことで普段の勉強の中で自然と集中力が上がるという効果があるのだ。
「この種の問題は出る可能性がある!」と感じて勉強するのとそうでないのは雲泥の差がある。
合格最低点以上を取る
受験生の最初の目標は、「合格最低点以上を取る!」ということだ。どのようにして、合格最低点を取るのか?という戦略上の問題をクリアするために赤本はかかせない。
具体的には、以下の手順で行う。
- 志望校の合格最低点を調べる
- センター試験の目標点を定める
- 赤本を見ながら個別学力試験の目標点を定める
- 2.3の合計点が合格最低点を超えるように留意する
現役生の典型的な失敗パターンは、センターに傾注しすぎる事での個別学力試験対策不足だ。学校では、当然ながらみなさんの志望校の対策などはせずにセンター中心となるであろう。
その結果、個別学力試験への対策が間に合わずに、センターでB.C判定を取りながら不合格になるパターンが出てくる。これは、センターの配分が少なくなる中堅以上の国立大学で見られる現象だ。
しっかりと分析をしてほしい!!
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3周はといてね
受験にはどうしても運の要素が排除できないのは事実である。
しかし、それはやるべきことをやってからの話だ!
国立大学を受験するのに
- 単語を覚えていない
- センターを10年分できるまで解いていない
- 赤本を2-3周していない
以上の事は合格する受験生が行っていることである。
合格するであろう受験生が当然していることをせずに不合格になった生徒には、「そりゃあ落ちるだろう」としか言えないではないか?
であるので、みなさんは赤本を3周!少なくとも2周はしないといけない。
夏休みまでに1周は終えるというスケジュールを組んで取り組んでもらいたい。
以上、赤本の使い方である。
みなさんが思うよりも大学生活というのは楽しいものです。そのためにたった1年間必死で頑張ってみてください!
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