子供 親
0歳~3歳 完全なる依存期 無償の愛(100%の保護/干渉)
4歳~6歳 自立期(前半) 子育ての軸を決めYKK子育て法をしっかり伝える (50%~90%の保護/干渉)
7歳~12歳 自立期(後半) 子育ての軸を決めYKK子育てを自ら実践させるようにする(20%~50%の保護/干渉)
13歳~ 独立期 よほどのことがない限り口を出さない(保護/干渉は必要最低限)
<年齢は目安>
反抗期というのは、子育て前半の問題の噴出です。それを、独立期(すでに自分の事は自分で決めて実行したい)時期にするのですから難易度が高くなります。適切な時期に適切にこどもに学ばせることが重要です。
アンカリングとは?
ひとことでいうと、「望ましい行動」と「思い出させる刺激」を反復することで、行動を強化することです。これを、用いることで現在学んでいるYKK子育て法を、強化することができます。
行動を強化する方法として、3つの承認活動があることは以前話しました。
- 存在承認~「ただあなたがいてくれるだけでいいのよ」と承認する
- プロセス承認~「結果でなく取り組んだプロセス」を承認する
- 未来承認~「このままいけばあなたはきっと大丈夫」と承認する でしたね。
アンカリングは、これらの手法と似ていますが、「望ましい行動」を強化するもう一つの手法として分けて考えたほうがよいでしょう。
例えば、「営業が上手な人」は「営業が最高にうまく言った瞬間」を思い描いて、その情景を思い浮かべて営業をするそうです。有名どころでは、イチロー選手のポーズもアンカリングだと言われています。
子育てで使うアンカリング
「頑張る」という行為を強化したいとかんがえていた場合。
「頑張った」→「結果が出た」という瞬間を大切にします。この時に最大限の承認をすることで、「頑張ること」→「いいことがおこる」と刷り込まれます。
(本能として学ぶことが好きな人間が勉強を嫌いになる理由として、「勉強」→「怒られる」というマイナスのアンカリングが行われているからだとも考えられます)
勿論、私たちはプロセス承認が大切であることをすでに学んでいますので、結果が出なかったことについて叱ることはないですよね。しかし、「結果が出た」時はアンカリングのチャンスです。特に今までで最高に頑張った→結果も出た!!!というチャンスは逃さないでください。
派手にお祝いをする
アンカリングの方法としては、子供さんが寿司が好きなら、「今日は寿司食べに行くよ!!」と誘ってあげるのです。ポイントは即行動することです。
感動の語源は、感即動です。すぐに行動しているから、お父さんお母さんが喜んでいるのが通じるのです。繰り返しますが、感即動ですよ!!
寿司屋ではいつもより、奮発してくださいね。そして、ビールを飲みながらこういうのです。
「今日は、〇〇のおかげでおいしいビールが飲める。ありがとう。何よりも頑張ってくれていることがうれしいんだけど(プロセス承認)、今日は結果も出て本当にうれしかった。でも、本当は〇〇がいるだけで感謝なんだけどね。(存在承認)」
これを適度に繰り返すと、「頑張る」→「結果が出るとなおさら」→「喜んでもらえる」と刷り込まれていくのです。
しかし、アンカリングはあくまでもテクニックです。上記の事は、私が、たまに子供に言うセリフですが「心からそう思える」ことが大事だと思います。
逆パターンは効果があるのか?
逆バターンというのは、「今回頑張って成績が上がったら、寿司を食べに行こう!」という約束ですね。これも、統計学的に見れば’やや効果あり’というのが事実のようです。
実際、私も使う場合がたまにありますので。しかし、多用するとよくないような気がします。
なぜなら、内発的動機付け>>>>外発的動機付け だからです。
内発的動機付けの強化のために、アンカリングを使いこなしてみましょう。
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