センター試験も終わり二次試験まであと1週間程度だ。この時期になると、’新しい問題に手を出さない’’できる問題を解いて自信をつけなさい’とよく言われる。しかし、そんなことはない。
新しい問題に手を出さなくて良いのは、A判定のひとだけ
受験生の合格判定分布図をしっているだろうか?合格ラインにずらーっと受験生が並ぶのだ。受験界では、もう一度入学試験をやれば、三分の一の生徒がいれかわる!と言われているのだ。君は、センター試験の判定はA判定だったのか?そうではないだろう。だったら、絶対に手を緩めてはならない。1点差で合否が決まる!!君たちは、最後まで攻めなければならない。勿論、やみくもに新しい問題に手を出せ!と言っているのではない。優先順位は、過去に解いて△程度のできの問題だ。それは、とっとと終わらせてしまえ。その上で、
- 出る確率が高いが苦手な問題
- 逆転を狙う問題(具体的にいえば、理数系の完答狙いだ)
をしていくのだ。C判定、D判定の受験生は、攻め続ける気持ちが大切だ。
試験が早く終わってほしい
そう考えていいのもA判定の受験生だけだ。早く終わってほしいと考えること自体が、守りの姿勢だと自覚してほしい。やるべきことをしっかり決めて、最後まで挑戦するのだ。
センターがC判定以下だったならボクシングでいえば、8ラウンド終了時に採点で負けている!という状況だ。そんな状況ではやくゴングが鳴ってほしいという考えを持つ選手は勝つことができない。ポイント差はいくつだ?逆転を狙うには、残り4ラウンドでひっくり返す気概が必要だ!!
もう一度言う、再テストがあれば三分の一が入れ替わる
そのくらいの差しかないんだ。頑張れ!!
私は、昔格闘技をやっていた。決して強い選手ではなかった。大会の2回戦、いわゆる強豪選手とぶつかったんだ。しかし、試合は意外な展開で進んでいく。考え抜いた、戦略がはまり1ポイントリードのまま試合は終盤戦に入っていく。
そして、試合終了1分前。その時、私の脳裏に浮かんだのは、「俺はよく戦った!十分だ!」という甘い考えだった。勿論戦略的に「オーバーペース」で戦ってきたのも事実だ。体は重い。「早く終わってくれ!!」
終了のホイッスルと同時に、相手の技が決まった。いや、体感的にはホイッスルの後に決められたようにも感じた。
「脇固め」だった。
私と、相手選手同時に審判を見る。今思えば、この目つきも違っていたのだろう。相手の目の鋭さが、判定に影響を与えた。
「今の技、とります!!!」主審の、この言葉ははっきりと今も残っている。「なぜ、あの時がんばれなかったのだろう?」
みなさんは、合格可能性のある志望校を受験しています!!「俺は、よく戦った!十分だ!」そう考えるのは試験が終わってからでよいです。頑張って下さい!!必ず合格してください!!!
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