前回は、受験の専門家があなたの、センター試験の得点率を
どのように予想するのかを話した。
そして、「文法/語法」こそが大事であると力説した。
模試やセンター試験での配点自体は低いが、将来の英語の伸
びを見るためには、「文法/語法」こそが大切なのであった。
また、それに加えて「単語」が大切であることも話した。
今回は、それを裏付ける証拠について話したい。
その前に、みなさんに作業をしてもらいたい。グーグルトレンドを
使って、「英語」を検索してもらいたいのだ。
すると、嫌いな右肩上がりの直線が出てくることと思う。
これは、英語ニーズの高まりということを意味する。
その理由は明確だ。文部科学省の方針として、「英語力の強化」が
あげられているからだ。その改革は2020年から始まる。
ここでは、細かい議論は避け、文科省が最終的な出口をどう考
えているかを話そう。
中学校卒業時 英検準2級レベル (現在英検3級)
高校卒業時 英検準1級レベル (現在英検2級)
ということだ。
「2020年?あー俺には関係ないなあ?」と思った、そこのあなた!
発想が貧困すぎる。君が、就職した後に入ってくる新入社員は
英語が準1級レベル。そんな人が、がんがん入ってくるのだ。そし
て、その時期には「プログラミングも必修化」されているので、そこ
らへんのスキルが高い可能性もあるだろう。
だとすれば、君たちは「受験の英語」でなく「使える英語」を学んで
おく必要がある。
それでは、「使える英語」を最も実践している人は誰であろうか?
そして、その人はどのような学習法を勧めているのであろうか?
前者の答えとしては、同時通訳者というのが最適であろう。特に、
フォーマルな場所での同時通訳者だ。
そして、その同時通訳者の中でも神様といわれている人物は、
やはり「文法/語法」そして、「単語」の学習をきっちりしていくこと
から始めることを推奨しているのだ。
勿論、「文法/語法」「単語」というのは、非常に泥臭いものだ。
聞き流すだけで、英語が得意になる!とか
長文をひたすら読んで、英語が得意になる!などのお手軽さはない。
もし、あなたが幼児であって、本当に英語を浴びることができたならば、
それは、可能かもしれない。
しかし、日本語という母国語を持つ大人が、新たな言語を学ぶというとき
には、そのようなお手軽さは通用しないことは、脳科学的にも正しいらし
い。
まとめ
「文法/語法」「単語」を優先的に勉強しなさい。
教育改革のためあなたの下の世代は、「英検準1級」が普通になります。
「使える英語」を目標としてください。
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